2012年5月20日日曜日

常春の国

赤道直下の国エクアドル。
さぞ暑いことだろうと思って行ってみると
そこは花咲き乱れる常春の国だった。
実は首都キトは2000m以上の標高があり
想像以上に涼しいというか朝夕は寒い。
しかし、標高が下がり海沿いになるとかなり暑く、
滞在場所によって自分の好きな気温が選べてしまう。

そんなエクアドルの通貨はなぜか米ドルで、物価が
がすこぶる安い。
観光の目玉と言えばガラパゴス諸島!
しかしお金と時間がない我々は今回はパス。
ガラパゴス以外の観光地があまり思いつかない国だが
温泉が国内各地にあったりビーチでくつろいだりと、
長期旅行者には非常に居心地のいい国だったりする。
街で会った在エクアドルアメリカ人によると首都の
新市街で庭付き一戸建てが月300ドル程と羨ましい話も聞けた。

ただし、この国は治安がめちゃくちゃ悪い。
街中で警官を見る回数がほかの国に比べて圧倒的に少ない。
という訳で、安全を買うために少し高い新市街地で滞在して
いたのだが、見事に日中の人通りある新市街地で初強盗に
出くわした。

あとから思うにあいつはデビュー戦だったのではないか?
通りを歩いているとデカい黒人(キューバ人?)が後ろから
「マニーマニー」言いながらしがみついてきた。
暴れるのを防ぐためか両手を使って俺の両手を拘束している。
OK、OKといって財布を出そうにもお互いの両手は塞がっていた。
残念な強盗は興奮のためかそれには気づかず俺の拘束に必至だ。
そうこうしているうちに、通りがかった女性が悲鳴を上げてくれ
強盗は走り去っていった。結局何も盗られることなく事なきを
えることができ、非常にラッキーだった。

治安が悪すぎるのがタマにキズなエクアドルだが、治安さえ
回復すればかなり過ごしやすい国だと言える。
今回、早めに買った南米出国チケットが邪魔をしてなかなか
時間を取ることができず、殆ど通りすぎるような形になってしまった。
それでも温泉と、最大の観光目玉赤道モニュメントには行ってきた。
温泉は、クエンカとエルバーニョスを梯子。

クエンカはきれいな街で気温もちょうどよく過ごしやすい。
街から30分ほどバスに乗って温泉街に着いた。
温泉はいくつもあり、ぬるめだったが広くきれいで堪能。

次の町のエルバーニョスは田舎町だった。
深夜バスで、途中下車になるためスタッフに着いたら教えてとお願いしたが
見事に通り過ぎ、訳の分からない場所におろされ朝方まで軒下で震える羽目に。
ようやく通りかかったタクシーに乗って
「マス カリエンテ バーニョス ポルファボール」(熱いとこがいい)
と言ったら日本人好みの熱々な温泉に連れて行ってくれ、蘇る事ができた。
町自体もツーリストプレイスと言った感じで楽しめそうだ。

そして締めの赤道モニュメントはシンプルisベストを地で行く
デザインになっていてかっこいい!
しかし、モニュメントは実際の赤道とは何mかズレているらしく
本当の赤道は近くの赤道博物館を通っており、そこでは
赤道上、南半球、北半球側を行ったり来たりしていろんな実験
ができる。流しで水を流した時に出来る渦が北と南では逆巻きで
赤道上では渦は発生しないとか意外と面白い。
赤道上では気合と集中力があれば生卵を立てて置くこともできる。
意外と楽しいエクアドル。時間のある旅人は是非!!

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