2011年12月29日木曜日

えぇ、ビビってます。

クリスマスも終わっていざベネズエラへ。

ついに南米に上陸だ。
自分の中の期待感が最も高い地域だったりする。
記念すべき南米最初は
ベネズエラの首都カラカス。

南米でもっとも治安の悪い町だ。
旅人の間でもよくあそこは治安が悪い!
とかそういう情報のやり取りが一番多い。
でもほとんどが聞いてたほどじゃなかったよ。
とか
気を付けてれば、ほかの人はいい人が多くていい国だった。
など、言われているほどではない所が多い。
だが、ここベネズエラ、カラカスは違う。
なんせ、あまりフォローするような経験談を聞かない。
実はいいとこだった、なんてカラカスについては聞いたこともない。
そんなところにやってきました。

ということでこの国はさっそく両替からおかしい
ここベネズエラでは、公定レートと闇レートがある。
公定レートでは1us$=4ボリーバルちょっと。
闇レートでは1us$=8ボーリバル近くと2倍近く違う。
到着ロビーに着くと早くもお腐れ空港職員が闇レートでの
両替取引を持ちかけてくる。
「7.5でどうだ?」
みたいな感じで。そのまま交渉をすすめ7.8くらいで交渉。
そのまま全く人気のないエレベーターの中に誘い込まれ取引。
めちゃめちゃビビってたけど取引は無事成功。
ちなみにこの取引が警察に見つかったりするとそのお金は
警察にまきあげられてしまうらしい。
当然巻き上げたお金はそのままお腐れ警官さまの懐へ。。。

あとで胡散臭いオヤヂから1ドル=8ボリで取引を持ちかけられ
かなりがっかりした

そのまま深夜の空港外に出るのは自殺行為なので空港内で夜明かし。
翌朝、確実に明るくなった7時ごろまで粘り、歩いて国内線空港へ。
国内線は年末ということもありかなりごった返している。
そんななかエンジェルフォールツアーで有名なシウダーボリーバル
行きのチケットを買うべく並んでみる。
後方は列になっているが、受付近くになると列が乱れ団子状に。
それにつられて後から来たやつらが横入りしていく。
どうやらベネズエラ人は列に並べない民族らしい。
これは参った、せっかく空港泊したのに今日のチケットが買えそうにない。
ということで自分もガスガスと横入りして何とかチケットゲット。
といっても午後4時発だ。6時間以上あるじゃねぇかorz
まぁチケットゲットして一安心できたのでそのまま床でお昼寝。
いい時間になったので移動していざフライト。

実は変えたチケットはシウダーボリ行きではなく、そこまで1時間の
プエルトオルダス行きだった。着いたらもう真っ暗でシウダーボリまで
移動するなんてとてもではない。
仕方ないのでそのまま空港でタクシーと宿を手配して本日は1泊。
高くついてしまった。チクショウ。

翌日はバスでシウダーボリに向かった。いよいよエンジェルフォールだ。

※今回の区間は非常に雰囲気の悪い場所を行き来したため
カメラを取り出すことができませんでした。∴写真がない(T T)

2011年12月24日土曜日

メキシコの巨大都市

メキシコシティはとにかくデカい。

大都会を字のままの意味でとらえられる。
街自体は高層ビル立ち並ぶような現代都市とは言えないが、
飛行機に乗ってメキシコシティに行くと、
荒れた砂漠のような山々が連なる中、どうしてここ?
と疑うような場所に急に大きな街が見え始める。
そして、濃い排気ガスのスモッグの中を飛行機が下りていく。

空港を出てメトロに乗り込む。1乗車3ペソ(18円)。
そこで圧倒された。。もの凄い人の量だった。
前後にバックパックを背負った自分は3人分近い
スペースを確保しなくてはいけない。出勤時間は
とっくに過ぎたような時間だが、日本の満員電車にも
負けず劣らずの混雑ぶりだ。メトロが止まるたびに
特攻をかけるが人の波にもまれたり、入りきらなかったり
と2~3本見送ってようやく体をねじ込むことが出来。
無事宿に到着することができた。

メトロバス車内。地下鉄はもっとひどい。

今回宿泊した「サンフェルナンド館」には面白い方が宿泊
していた。プロレスラーの方々だ。
しかもその中に「獣神サンダーライガー」がいるよ!
物凄く丁寧な感じの良い方だった。
当然、メキシコで有名なプロレス、ルチャリブレに
選手として招待されてきているらしく、
金曜日に試合があるというので宿の人総出で観戦へ。
ルチャリブレは基本は2x2のタッグマッチで、
1晩で6~7試合ほどするみたいだ。
中には女性同士の試合や、ブラックレフェリーの
暗躍する試合で笑いを誘ったりする。
そのトリの試合にライガーさんが出場した。
標高2300mもあるせいかかなりつらそうだったが、
相手の金的攻撃をモロに食らってしまい、反則
勝ちで試合は終わった。イタそうだった。。。

会場付近の土産屋。

試合後、宿で記念撮影してもらえました。

最近まで世界一治安の悪い町とも言われていたメキシコシティ。
自分が行く数か月前にもメキシコマフィアと韓国マフィア
がもめたおかげでメキシコマフィア側から
「韓国人は区別なく射殺する」といった声明がでており、
見分けがつかないだろうアジア人には迷惑な話である。
以前は警官も少なく、警察署と言えばマフィアの襲撃
のある危険スポットとすら言われていたが、ここ何年かで
とにかく警官を募集し、数だけはかなり増えたそうで
街のいたる所に立っていたり、パトロールしてくれる
ので街中での危険を感じることはなかった。

ということでガンガン出歩く。
まずは観光、目玉であるテオティワカンへ。
デカいアステカ遺跡の太陽と月の2つの
ピラミッドが死者の道になぞって見える。
メキシコ遺跡最大の太陽のピラミッドの
頂上は気持ちがよく、1時間近くまったり。

デカい!太陽のピラミッド

太陽のピラミッドの上で日光浴

月のピラミッドから

続いては人類学博物館へ。
ここはメキシコ各地の遺跡から見つかった
物などが飾られており、マヤ遺跡やアステカ遺跡
のデザインが好きな自分には楽しかった。

なんだかキモカワイイデザイン

3つ目がとおるチック

アステカカレンダー。

丁度、現在メキシコ大学に短期留学中の友達が
いたのでいろいろ案内してもらえると思っていたら、
彼はサッカーしかしてないようで観光情報に疎い、とりあえず
世界遺産となっているメキシコ大学(UNAM)
の図書館の壁画。見たかった国立墓地を案内して貰った。

図書館の壁画。

個性派な墓地。陽気な感じがする

お墓に大胆な飾りつけ。

シティの中心地ソカロ地区のカテドラル。

巨大なメルカド(市場)ではこんなものも販売。生きてる。

売り場を見て何か想像するだけで楽しい

色遣いが楽しい。

メキシコシティは飯もウマい。
友達と寿司食べ放題に行ったり。
屋台のタコス食べ歩きもウマかった。

久々の寿司に感涙

謎のブラックタコス。たいして違いがなかった。

うまいタコスの店。

そんな賑やかなメキシコシティ、
クリスマスはさぞ盛り上がるだろうと予想し、
クリスマスはメキシコシティで過ごしたが、
24日も25日も完全なゴーストタウンと化していた。
やってるお店はウォルマートやコンビニくらいで、
いつも人であふれている通りもガラガラ、
クリスマスは家族と1日家でゆっくり過ごすもの
らしい、お祭り騒ぎととらえているのは日本人
位なんだろうか?

ということで宿の皆とクリスマスパーティー。
日本人らしく盛り上がって楽しかった。

クリスマスパーティーの準備。

クリスマスもあけ、いよいよ南米に向かって
フライト!!

2011年12月15日木曜日

カラフル大国

グアテマラにやってきました。

まずはジャングルの中に眠るマヤ遺跡として有名な
ティカル遺跡へ行くためにフローレスへ。

朝9時ごろバスターミナルへ。。。
「もう今日は終わった、明日来い」と

なぬー!早すぎるだろ!と文句言ってると
次の便は人が集まらなかったから無いと。

しょうがないから旅行会社使っていこう。。。
「たった5分前に最後のバスが出たよ」・・・・
バスターミナルで親父ともめてた時間が悔やまれる。

ということで延泊決定。

翌朝のティカルは朝7時に出発のものを予約。
しかし待ってもいっこうに来ない。
なんと人数が集まらないからと勝手に次の便にされていた。
それも遅れて、結局バスが来たのは8時半。。

なんとかティカルについて観光。
ジャングルの中をぐんぐん進んでいくと
山のように盛り上がった遺跡が現れる。


遺跡の中心地は広場になっており壮観。

ティカル遺跡の集中する広場

続いてティカル遺跡最大の見どころ、遺跡の上から
ジャングルに埋もれる遺跡が見れるポイントに行く。
天気は霧雨、霞がかっていい雰囲気になっている。

う~ん曇天。でも霞がかった感じがよい。

音楽聞きながらしばらくぼーっと眺める。
雑誌で見たりしてすげーっと思っていた景色
が今目の前にある。これはなかなかの感動。

遺跡から戻って、アンティグアへ移動。
当然このバスも遅れた。

富士山のような火山が町の正面に
構えており、なかなかの見応え。
町の丘からの風景。

街中。スペインの雰囲気が残ってます。

おいしいチーズケーキとガテマラコーヒーなど
アンティグアではのんびりとした後は
ケツアルテナンゴ、通称シエラへ。

この移動でついにチキンバスを利用。
ケツが跳ねるすさまじい乗り心地でした。

グアテマラと言えばチキンバス。

市場で売ってるものは皆カラフル


その粉はなにに使うのか。。

シエラでは中米最高峰のタフムルコ山に挑戦。

タフムルコ山

登山道入り口に住む姉弟。

4100m地点。なぜかラピュタが思い浮かぶ。

夕陽 

しかし4000m近辺で微妙に体調が。。
しかも夜は発熱。肺も頭も痛い。
翌朝頂上アタックに向かうが体が動かない。
結構崖みたいになってるのにフラーっと
意識が飛びそうになる。残念だけど引き返すことに。
どうやら高所に向かないらしい。

そんな中ガテマラ人は重そうな毛布を頭からかぶり
「寒いね」なんて言いながらライトもなしに頂上アタック
していく。現地人強すぎる。

おかしい、高山病なら下山すれば治るはず、
だが自分の発熱や頭痛が収まらない。
山登る2日前に黄熱病の予防接種を受けたの思い出す。
これは生ワクチンのため普通に体調崩す人が多い。
これは良い言いわけだ!
もう一回どこかで4000m級に挑戦したい。

疲れた体をいやすべく温泉へ。
火山が多い国だけあって温泉も多い。
温泉の前に近くの村スニルへ。
ここではちょうど月曜市が開催されていた。

民族衣装がめちゃカラフル。これでも地味かも


民族衣装を着た現地女性がこの村は特に多い、
異国にいる感じがものすごく感じられる。
しかもこの村には現地宗教とキリスト教が
合体した密教があり、そのご本尊
「サンシモン様」が見れる。
これがなかなかなか。。。

ビカビカなご本尊サンシモン様

みなさん本気でお祈りしてる。
所変われば品変わり過ぎである。

温泉へいこうと歩いていると
川沿いにジモティー向けの温泉小屋が!

温泉好きにはグッとくるたたずまい。

入れるか中をのぞくと太ったおっさんが
湯船の中でそのまま体や頭を洗っている。
イヤー、久々の湯船だけは日本人でいさせて。
しかもよくよくみるとおっさんだと思ってたのは
おばちゃんだ。ほかのひともよく見ると女性。。。
女湯だったらしい、1分くらい気づかんかった。
確かに髪長いし、胸でけぇなとは思ったけど。。

近くで温泉でお洗濯してました。

逃げるようにチキンバスにのって温泉街へ。
グアテマラの温泉は個室式で、お客がくる
たびにお湯を張りなおすという変わった方式。
新しいお湯もガンガン追加できるし加水して
好きな温度に調整できるのでなかなか
ステキなシステムだと思う。

見た目はアレですがドップリつかれます。

海外の温泉の悩みの種であった
熱湯がないという悩みも、ここグアテマラの
源泉は激熱なので、ピリピリするような
温度に設定してビール飲みながら満喫。
その後もいろいろ回りたかったが、
ただでさえ治安の悪いグアテマラ。
そろそろクリスマスシーズンになり、
一年で最も治安が悪くなるとか。
周りの旅人もひきこもりモードに入っている。
ということでリスクマネジメントということで
メキシコに退避。
クリスマスはメキシコシティ。

2011年11月20日日曜日

不思議な国キューバ

初の社会主義国キューバにやってきました。

かつてスペインの侵略を受けたキューバは
強制労働や虐待、伝染病などにより、原住民は絶滅。
今現在のキューバ人はスペイン人と、アフリカから
奴隷として運ばれたアフリカ人の混血種になります。
ということで、黒人が多い。そしてノリがラテン
という独特な国民性に。

そして、スペインの侵略から独立すべくキューバは
一時、独立宣言を行い、アメリカの一部となるべく
頑張ったらしいが、おかげでアメリカの支配下に。
それに、異を唱えて革命を行ったのが、
かの有名なカストロとチェ・ゲバラたち。
おかげで、現在は社会主義国として平和?な国に。
しかし、社会主義のためアメリカから経済制裁をうけ
極端な物資不足となっております。

と、難しそうな話はこの辺で。

キューバめっちゃいい国。楽しい国。
キューバの観光資源はその国民性といった感じでした。

まずはハバナに到着してそのままバスでサンティアゴへ。
バスは中国製。途中からバスについているトイレの臭いが
社内に充満し、気持ち悪くなる。
臭いを我慢すること16時間。
ようやくサンティアゴに到着。

不安なバスチケット。これでも5000円。

腹が減ったので腹ごしらえ。
ピザは人民ペソで5モネダ(18円位)と激安。
そして値段に見合った味。

それなりのピザ。ほぼパン


サンティアゴの町並み

路上の暇人たち。キューバではドミノが流行ってます。

怪しい家に呼びこまれて、怪しいラムを売りつけられた

まぁまぁな味の怪しいラム。製造番号は全部一緒w

夜は広場でみんなでサルサ踊ってました。
15歳の娘の成人パーティーかと思われる。

お次はキューバ最東端の町バラコアへ。
今回は臭くないバスに揺られること5時間。
バラコアに到着しました。
なんと、運よくバラコアではお祭りが!!
いったいいつから使っているんだか。。。
或る意味全てが絶叫マシーンに見える。。
しかも、一回乗車2モネダ(7円位)。
事故っても「ゴメン」で終わりそう。

恐怖の移動遊園地。

めりーごーらうんど。。

屋台。

売れ行きは絶好調みたいです。

乗っちゃいました。
物凄い回転数と、頼りなさがコエ~!

TAXI

タクシーのガソリンスタンド。

現役、1941年製!

夜は、パレードがあって。
リオのカーニバルさながらの格好で
女の子が踊っていた。
しかしその山車はトラクターに引かれていた。。。
治安を警戒してカメラを持っていかなかったのが悔やまれる。

バラコアからトリニダーまで移動。
トリニダーはものすごく古いスペイン様式の市街で
もはや、現代の遺跡に近いような感覚。
町自体も世界遺産に指定されています。
遺跡に住んでるキューバ人すげぇ。

これぞ旧市街といった風格。


路上の暇人② with 鳥

しかし、あまりにもツーリスティックな街で。
声かけられても、
「葉巻ー、葉巻ー」(日本語)
とか、怪しすぎる呼び込みばかり。
ちょっとげんなり。

ということでお次は予定していた有名な都市、
サンタクララをやめて、少しマイナーな街に
行こうということになりました。
そこで選んだのがシエンフエゴスという町。
この町が大当たり!
居心地がよく、夕陽がきれいだし、
ツーリストも少なく、キューバ人に絡んだり
絡まれたりと楽しく過ごせます。
町並みもきれいで、実はキューバ人がキューバで
一番きれいな街というのがここシエンフエゴスらしい。
夕陽を見ながら釣りをして、ラム飲んで、葉巻を燻らせていると
いつの間にか暗くなっている。ちょっとリッチな時間が
キューバでは味わえる。

とにかく夕日がきれいで落ち着ける街

キューバの漁師と夕陽。

路上の考える暇人。

かわいいドレスを縫ういかついキューバ人。

いろいろ街中を見て回るといろんな人がいて楽しい。
純粋に好奇心で声をかけてくれる人が多いし。

しかし、腹を壊してダウン。アイス食い過ぎたか?
ちょうど気に入った町だったのでしばらく滞在。
調子も何となくよくなったので最後の町ハバナへ。

ハバナで道を聞いた日本人旅行者のおばちゃんには
ニセ情報をつかまされタクシーでしか街中は移動できない
と言われたが、キューバ人に聞いたらあのバスに乗れと。。
バスの一回乗車は3円程。タクシーは700円位と違いすぎる!
なんとか宿も決まって観光。
楽しみだったパルタガスの工場は改装中で見学できず。
革命広場や、要塞、ヘミングウェイゆかりの地などを
見て回る。事前にチェゲバラの映画などを見て予習して
おいたのでちょっと浸ってしまう。
しかし、革命成功は本当に良かったのだろうか?
とか意味ないこと考えちゃう。

革命広場

ヘミングウェイゆかりの店ラ・ボデギータ

謎の人民バー

外国人はめったに来ないみたいでめっちゃ絡まれるw

パルタガス本店。高級葉巻がずらり。 

安かったので髪切った。200円位。
スペイン語なので「お任せで」すら言えずw

不安がいっぱいだった床屋入り口。

今まで以上に現地人との絡みが多かったキューバ。楽しかった。
2週間のキューバ旅行も終わり次はメキシコシティへ