2011年9月8日木曜日

パリなんて大嫌いだ

俺はフランス人が嫌いだ。
今まで良いフランス人なんかに会ったためしがない。
間違いなく良いフランス人はいるだろう。
しかし、それにも増して残念な輩が多い。

ことの始まりは、タイで約束を反故にされた辺りから始まるが。
何よりもバルセロナのドミトリーで朝方5時半に帰って来ては
そのままのテンションで騒ぎ続ける。人としてどうかと思う。
2日目も同じことをやったので
「うるせぇ、ひっぱたくぞ!!」
と、そのまま日本語で怒鳴りつけてやったら
小さな声でそのまま騒ぎ続けていた。
たぶんアホなんだと思う。
ホテルマンが泊めたくない人種No.1の座をキープし続けるだけある。

困ったことに奴らは英語を話さない人間が多い。
フランス語こそ至上。と思っているらしく。
英語で話しかけると、
「英語かよ。フン」
と、蔑むような態度でそのままフランス語で返してくる。
とくに、小学生くらいのちびっこに多い。
三つ子の魂百までもってやつみたいだ。
これはほかの国の人間ともそういう話になって。
「あいつら、あえて英語話さないよね。」
と、盛り上がったので間違いない。

前置きが長くなったが、そんな俺がパリに行った話。
ファッションと芸術と恋の街。パリ。
よくよく考えると当てはまるものが自分にない。
これがケチの始まりだったのかもしれない。
結果的には自業自得な部分ばかりだが、パリが嫌いだ。

12時間バスに揺られ、パリに着く。
ついにパリだ。一大観光都市パリ。さぞ美しかろう。
期待感が高まっていく。
しかし、バスを降りて地下鉄に向かうと。
いきなり辺り一面小便臭い。
地下鉄も古いせいかゴミだらけで薄汚れている。
アジアも含めて今までの公共交通機関で一番汚い。
しかし、公共交通機関が古いということは、
それだけ先に発展した街の証。
アジアの地下鉄がきれいなのは、後出しジャンケンみたいな
もので、当然だともいえる。

そこで、切符10回券を券売機で買った。
まさかの切符が10枚出てくる。本気かフランス。
スペインでは1枚にまとまって出てきたのに。。。
その切符を使ってホテルに行き、そのまま観光。
ルーブル美術館に行った。
広い広いとは聞いていたが、度が過ぎている。
作品1点5秒ずつ見ていたら24時間以上かかりそうだ。
全エリアを通るだけで足が棒のようになる。
強歩大会会場か?ここは。
多ければいいってもんじゃない。
だいたい、かつて世界を制した国々、
フランス、イギリス、スペイン、トルコ、ポルトガルの中で。
これだけ、美術品を集めたのはイギリスと、フランスだけだと思う。
イギリスの大英博物館は個人の所蔵が始まりなので、
国を挙げて集めたのはフランスぐらいだろうか。
そんなルーブル美術館は人の物欲を見せつけられているようで
げんなりした感情も芽生えてしまう。


翌日は、せっかくの美食大国フランス。
フレンチのランチときばってみた。
事前にネットで調べたランチコースのお得なお店に向かう。
「ランチのコースメニューがあるって聞いたんだけど、どれ?」
と、尋ねたら。
「ランチ?それならあれだ」
という感じで黒板を指さしてフランス語で帰ってきた。
ネットでは14ユーロ位と書いてあったが表示は17ユーロ。
歩き方に書いてあるいろいろな値段も軒並み上がっている昨今なので、
まずまずな値段だろう。ということで注文。
しばらくして、ホワイトソースのかかったデカいソーセージが出てきた。
オードブルにしてはボリューミーだが情報通りだ。
めちゃくちゃうまい。あっという間に完食。
次を期待しながら待っていると、一向に出てこない。

さらに待ち続けると
「メルスィー」
とか言って伝票を渡された。
おいこら、1本2000円以上のソーセージかこれは。
まんまと超高級ソーセージを一本食わされたわけだ。
腹が減った状態で予算オーバーになり失意のまま脱出。

気を取り直して、ヴェルサイユ宮殿へ。
地下鉄を移動していると、現地在住者もめったに会わない
切符の抜き打ち検査をしていた。
ヨーロッパの鉄道に多いのだが、改札が存在せずキセルし放題な国がある。
フランスは入り口はラフな改札があり、出口にはないため
みんな、前の人にくっついて改札くぐったりとキセルしてる人が多い。
そのため、たまに抜き打ち検査をし多額の罰金を取る。
やはり、結構つかまっている。
自分も切符を渡す。
「・・・これ、子供用なんだけど」
「はぁ?」
「罰金25ユーロね」
「・・・・」
子供用の切符なんて普通買うとき何か余分にボタンを押さないと
買えないはずだ。それとも前の人の設定を引き継ぐのだろうか?
切符はオールフランス語で子供用なのかどうかも判断着かない。
「これが子供用ってどうやったらわかるんだ?」
「お前本当に鉄道警察か?」
「普通に買っただけだぞ。おまえの所の機械が壊れてんじゃねぇの?」
としばらく押し問答。
そしたら、
「このままじゃ警察呼んで、罰金2倍になるぞ」
とか言い出す。
たしかに後からきて捕まってるやつも25ユーロ払ってるので
本物だろう。しかたないのでしぶしぶ払ったが納得いかない。
無駄な時間を過ごしたおかげで、ヴェルサイユ宮殿を回る時間も
お金も残っていない。

パリなんて大嫌いだ。

何で行ったんだろう?
おフランス帰りのミーになりたかったのだろうか?

翌日、逃げるようにロンドンへ向かった。

2 件のコメント:

  1. ぱりは、昔は糞尿臭かったなんて聞いていたが、未だに臭い国だったのか。
    残念だ。

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  2. 小山 翔悟2011年9月29日 5:03

    >もみ
    なんか駅によってはとてつもなく臭い駅がある。
    中心地の駅は普通に大丈夫だよ。設備は古いけど。

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