いよいよメインの蒸留所巡り。
朝一でボウモア蒸留所に向かう。 。
予定時刻を過ぎても参加者がなかなか集まらないため
なんと参加者は俺一人だけ。
おかげで、普段よりゆっくりめに喋ってもらって
しっかり理解できた感じ。
このボウモア蒸留所がアイラ島でもっとも古くから
ウィスキーづくりを続けている蒸留所だそうな。
でも、なかには一回つぶれて復活したりといった
蒸留所もあったりするので、最古という定義が難しかったり。
蒸留所内ではちょうど麦を泥炭を使って乾燥させていたりと、
まさにアイラウィスキーの肝となるような工程が行われており、
大興奮しきり。
麦芽を攪拌、管理する人
ピート(泥炭)焚き付け中
窯の上部で麦芽の乾燥と燻し行程
見学終了後にはアイラウィスキーの概要的なDVDが
日本語字幕付きで上映されるので最初の見学にピッタリでした。
その後はキルホーマン蒸留所へ。
キルホーマン
ここはアイラ島でもっとも新しい蒸留所。
バス停からはかなり遠く、ヒッチハイクで到着。
なんだか慣れてきたかも?
しかし、帰りはかなりの大雨の中歩かなくては。。。
そんなの嫌なので、蒸留所内にいるお客に
「ねぇ、次どこ行くの?乗せてくんない?」
みたいな、ストレートな質問をぶつけてみると。
「OK」
と快く返事が。
しかもそれはスコッチウィスキーの中でも最も有名な
グレンフィデックのスタッフたち。
現在、アイラウィスキーの蒸留所巡り中だそうです。
そのまま、そのツアーに混ぜてもらってキルホーマン、
ブナハーブンと一緒に見学。
キルホーマンではなんと蒸留したての0歳ウィスキーを
特別に試飲させてもらえました。
グレンフィデックスタッフに説明中
0歳ウィスキー。麦の香りが強い
これもチームグレンフィデックのおかげです。
続いてブナハーブンでも、試飲には出さないような
16年熟成のウィスキーを出してくれたりと、
かな~りラッキーな状態に。
かなり奥地にあるブナハーブン
日本に帰ったらフィデックを一本飲もう。
しかも後で気づいたけど見学費もタダになってたし。
翌日はバスでラガブーリン、アードベッグ、ラフロイグ
を見学。ラフロイグは見学時間の都合で試飲だけに。
行きのバスで出会ったフィンランド人学生3人組と
1日行動を一緒にした。
ラフロイグ蒸留所
実際ピートを窯にくべてみる
各蒸留所の見学者記帳を見ても北欧系が断トツで多い。
北欧人は相当のウィスキー好きみたい。
かなりつたない英語でウィスキー談義で盛り上がりました。
翌日はレンタカーで島内を見学。
の前に、朝一でジュラ島へフェリーで車ごと移動。
ジュラ島唯一の蒸留所を見学して、ジュラ島内も観光。
町のメインストリートを大型車両が低速で移動中のため
なかなか進まない。
メインストリートに大型車両(ハイランド牛)。
怖くてクラクションならせない
なんとかアイラ島に戻って
牧場としか思えないのにアイラオイスターと書いた看板を
見て行ったら。牧場の中で牡蠣の養殖をしており、
その場で殻をむいて食べさせてくれる。しかも1個50ペンス
で激安。腹いっぱい食べてしまった。
50ペンス牡蠣
アイラ島はバードウォッチングの聖地でもあるとか。
素人はなかなか楽しめない
アイラ島の有名な崖っぷちで飲んでみました。
夜はそのまま車中泊、アイラ滞在中唯一の晴れ日だったので
光害のないポイントまで移動して星を見る。
とんでもない量の星で、天の川?が。。。
それを眺めながらウィスキーを飲んで就寝。
翌朝は港の駐車場に車と鍵を置いてそのまま移動。
車は後で取りに来るらしい。
そのままキャンベルタウンへ移動。
宿を探すもオフシーズンのためかどこも泊めさせてくれない。
最後に行った宿の、どうみてもアンジェラって顔じゃない
アンジェラおばさんがほかの宿に電話して交渉してくれた。
しかし、そこは一度断られている。無理だと思っていたら
なんとOKの返事が。恐るべしアンジェラパワー。
なんとか宿をゲットして一安心。
ついに、マイフェイバリットウィスキー
スプリングバンクへ。ドキドキしながら行くと
今回も俺一人。かなりラッキー。
蒸留所自体はメンテ中で残念ながら蒸留風景を見る
ことはできなかった。そのかわり、まず見ることのできない
ポットスチル(蒸留器)の中を見せてもらったりできたので
逆についていたのかもしれない。
スプリングバンク蒸留所
バンクと言ったら3連蒸留器
ポットスチルの中(グレンガイル)
時期はもうハロウィーンなのでこんな子たちが。。。
トリックオアトリート!!
これなんてお化け?
それぞれの蒸留所でわずかに香りが違ったりと
そこに行かないとわからないものが楽しめたし、
いろいろな人に助けてもらったりして良い旅だった。
最後はグラスゴーに戻ってBREWDOGで締め。