2012年3月25日日曜日

フィッツロイ

トレッキング天国パタゴニア梯子3軒目。
フィッツロイ山の麓の村エルチャルテンにやってきた。村からはもうフィッツロイ山が見えており
さっそくトレッキングに向けてのテンションが上がる。

村入り口。

宿で一息つくともう夕陽の時間になったので
村から30分ほど歩いて目星をつけていた場所に向かう。
空一面には薄めの雲が散らばっておりそれが徐々に
赤く染まっていき、空一面が真っ赤に。
遠目に見えるフィッツロイが映える。
夕焼けチョーきれい

フィッツロイが映える

見惚れているところにフィッツロイに向かって
一羽の鳥が飛んで行った。

「コンドルじゃん!!」
ペルーあたりにしかいないと思っていたけど
南米中で見られるみたいだ。
空気読めるコンドルを見送って宿に戻った。

エル・コンドル・パサ

翌朝からトレッキング。の前に朝焼けを見にちょっと早く
起きて村のバスターミナルあたりへ。
じょじょに赤くなり、最後には真っ赤に染まるフィッツロイは
めちゃきれいだった。

バスターミナルから望遠でお手軽に

トレッキングは有名な2ルートのうち短い方を選択。

さっそくいい感じの景色

トレックルートがきれい。

最初の登りを超えるともうしばらく平坦で、
紅葉し始めた森と正面にそびえる山、横を流れる川と
期待を裏切らない絶景が続く。

しばし休憩。

いきなり紅葉してきた。

左のデカいのがデ・アゴスティーニ山

背景と紅葉のセットがたまらん

小川沿いにさくさくとゴールへ向かう。

あっという間にゴールの湖に到着、しばらく休憩した後宿へ。

ゴールの湖。

翌日は残りのトレックルートへ。
最初の1時間ちょっと登りがきつかったがそれが
終わると一気に視界が開け、真正面にはフィッツロイ、
またも小川が流れ、紅葉はMAXに。奥には氷河も見える。
なんじゃこの景色は。さすがはパタゴニア。
最後にスゴイの魅せてきたな。
狙ったような景色。

辺り一面紅葉がピークに

さっそく記念撮影。

紅葉の中進んでいく。

低い木が紅葉して広がっている
珍しい景色。

そのまま進むとまたもキツイ登りに、
美しくも過酷な登りでした。

40分ほど急斜面を登り続けるとついにゴール。
氷河が溶けてできたエメラルドグリーンの湖の奥には
フィッツロイがドーンと構えている。
ゴール!

休憩して宿に向かうが、いつも来た道を戻るだけの
トレックルートは帰りが暇になるのに今回はそんな
ことはなかった。こんなとこ初めてだ

翌日は雨が降っていたので連日のトレッキング疲れを
癒す。その翌日は山がガスって全く見えないため
BBQをしたり髪を切ってもらったりした。
さよならアフロ。

さっぱりした~。

翌朝、少しガスってるけど晴れたのでもう一度あのルートへ。
しかし、あの紅葉ポイントはもうくすんでしまい、
イマイチな感じに。紅葉MAXが2日間もなかった
のにその日にいられたとはラッキーすぎる。
日々の行いはそこまで良くないのにナゼ?

ガスったフィッツロイかっこいい。

大満足のパタゴニア周遊を終え、お次はブエノスアイレス
だったんだけど、遅れたブログを姑息な手段で取り返すため
特にこれと言ってなかったのでパスして
次回は、チリ国境~ボリビアラパス編。

2012年3月22日木曜日

ペリトモレノ氷河

アルゼンチン側のパタゴニア。
エルカラファテにやってきました。

ここはデカい氷河がありそこでトレッキング
が出来ることで有名な場所。
ということでさっそく翌日のトレッキングに
申込み、少し町の中を散策。
パタゴニア周遊の起点の町というだけあって
かなりツーリストプレイスとして整っている
雰囲気が出ています。

きれいなお土産街

人形の土産屋が多い

妖精?

しかし、そんなことには目もくれず、というか
物価が跳ね上がって来ているので何も買えぬ(涙)
ということでいつも通り癒しの場所、
現地のスーパーマーケットへ。
アルゼンチンは牛肉が有名で、日本のように
霜降り肉というわけではありませんが、しっかり
とした赤身の肉は非常に柔らかくうまみが抜群で、
世界で一番牛肉のウマい国とも言われています。
デカいステーキ肉一枚300円ちょっとで買えてしまう
のも大きな魅力の一つ。
リブ、フィレ、肩ロース、ロース等それぞれの部位が
丸ごと売り場に並んでいて、指定した厚みにイカツイ
アルゼンチン店員が切り分けてくれる。
さっそく宿に持ち帰って調理し、アルゼンチンワインと
ともに「いただきます」

ウマすぎるアルゼンチン牛。

ウマー!!スッとナイフが通る肉の柔らかさと臭みが少なく
うま味の多い牛肉、切った瞬間凄い量の肉汁が!!
それから毎日ステーキとなったのは言うまでもなく、
アルゼンチンの食生活は充実。何よりもウマかったのは
新鮮なひき肉で作った牛ひき肉100%のハンバーグだった。

肝心の氷河トレッキング。早朝起きてバスに乗り国立公園
に向かいます。2時間程度で到着。目の前に広がる視界一杯の
氷河はすごい迫力でしばらくその場で見学。

どーん

アップにすると凄い迫力。

さっそく一杯。

いい眺め。

時折どこかで崩落する氷河の音が谷間に響く。
運がいいと目の前の氷河が大きく崩落して
物凄い音と水しぶきを見れるらしい。
今回見れたのは小規模の崩落のみで残念。

氷の青さがきれい

そのあとは船で氷河の近くまで移動。

船からの眺め

やっぱりきれいな船からの眺め

陸地に上がってアイゼンを装備していざ氷河トレッキングへ。

武骨なアイゼンを装着

ザクザク言わせながら氷河の中を歩き回る。
すごい景色なんだけどいざ氷河に登っちゃうと
起伏の激しい氷原、個人的には雪山のほうが楽しかった。
ザクザク

ザクザクザクザク

結構歩きづらい氷の世界。

ツアーの最後には氷河の氷を削り取ってロックグラスに
ウイスキーを注ぎオンザロックで頂きます。英語の説明でイマイチ
何年前からの氷とかそういうのを聞き取れなかったのが残念だった
けど、氷河の中で飲むオンザロックは雰囲気最高の一杯だった。

ジョーク好きなガイドが作ってくれる
オンザロック

真っ青な氷を眺めながら一杯いただく。

しかも、たまたま一緒になった日本人がアンコを持参しており、
氷河の氷で氷あずきまで食べられた、久々の和のテイストを氷河で
いただくことができてラッキーだった。

帰りしなにもう一度眺めてさようなら

氷河トレックも終え、お次はパタゴニアでも一番期待大の
フィッツロイのトレッキングへGO!

2012年3月15日木曜日

パイネ国立公園

チリとアルゼンチンの南部、南米の端。
パタゴニアにやってきた。

ここは有名なトレッキングルートが数多い。
まずはチリ側の有名なエリア「パイネ国立公園」へ。
到着したのも3月の半ば過ぎで、パタゴニアの短い
夏はもう終わりを迎え、秋に入りシーズンオフに
向かっている。

そんな木枯しのような風が吹きすさび、気温もぐっと
下がってきた頃に到着してしまった。
チリ中部の港町プエルトモンからバスで30時間。
揺れに揺られてやっとこ到着したパイネ。
さっそく宿でテントや寝袋などの装備を借りて
トレッキングへと向かう。
目指すは、もっともメジャーなポイント
「トレスデルパイネ」だ。
天候は強風にお天気雨となかなかな条件orz
悪天候のおかげでそこかしこに虹が。

谷に入ると風が強すぎて岩に張り付いていないと
体が持って行かれるほどの強風を乗り越える。
早々に心が折れたので予定していたキャンプ地
より1個手前で粛々とテントを張り、荷物をデポって
上部のトレスデルパイネに向かった。
遠くには氷河が見えたりととんでもなくリッチな
トレッキングルートをひんひん言いながら進んでいく。
この頃には天気も回復。

山の隣の白いのが氷河。

やっとこさ着いたご本尊トレスデルパイネ。
ボリビアでかけたパーマが取れない。
奥の3本柱がトレスデルパイネ

「う~ん。。。。」

かっこいいんだけど着いた時間がよくなかったのか
影になってしまい、迫力もイマイチ。
本当は早朝に来ると日の出に照らされ
燃えるように赤く染まる現象が起きる。
それを見ないとダメみたいだ。

とりあえずテン場に戻る、着いた頃にはもう暗くなっていた。
スパゲッティを作って夕食とし、星を見る。
谷間から見える星はすさまじくきれいだ。
南半球の星は数が少ない。でもそれを挽回するかのように
太い天の川が夜空を貫いている。
しばらく見惚れていたけど寒すぎるので就寝。

翌朝、日の出前に起きて下山。
夕焼けのような朝焼け。

途中見れたのはトレスデルパイネではないが
日の出によって赤く染まるパイネの山々は圧巻だった。
そのまま公園内のバスに乗り別のポイントへ。

いったんスタート地点まで帰る。

そこは今年の1月に放火されてしまった場所。
散々な状態の景色が広がっている。

放火された焼け跡。ひどすぎる。

でも、ここはパイネ国立公園にある大きな山が並んで見える、
グランパイネはパノラマな景色でかなり良い。

だんだん近づいてきた。


野生のリャマがあちこちに

ていうか行ったメンバー全員、トレスデルパイネより
ぜんぜんキレイという意見になったので、日本人と
外人の感性の違いを感じさせられる。

すごい景色なんだけど写真じゃ無理だったorz

左側の山アップ

右側の山はえぐい形してる

見とれちゃうアフロヘッド

その後下山し、焼肉定食を作って次のトレッキング
アルゼンチンサイドのエルカラファテに備える。