世界一高い首都、ボリビアのラパスへ向かう。
高地の中をバスで走り抜けて行く。晴れていると
南米特有な気のする綺麗な青さの空が広がり雲が近い。
ここラパスはすり鉢状の地形で、観光客の集中する部分で
標高3600m近く、飛行機でいきなり来たりすると高山病で
しばらく寝込んでしまう人がいるほどの高地。
普通の住宅地では丘の上に行くほど高級住宅街になったり
するが、ここラパスは違う、標高が下がれば下がるほど
高級住宅街となり、一番標高が高い4000mオーバーの地区
は貧民街となっている。貧乏だと空気がもらえないという
シビアさ。
旅行者エリアには土産物屋が点在し、THE南米カラーな
カラフルな品物をインディヘナのおばちゃん達がゆっくり
と売りさばいている。
ボリビアでの買い物は本当に楽しい、他にはない色彩で
作られた様々な商品たちが並んでいて見ているだけでも
飽きないのにそれが破格の安さで売られていたりするから
ついつい買い込んでしまう。
自分も久々に物欲を思い切り解放していろいろな物を買いこむ。
小物系のポーチなんかは1個50円程度だったりする。
土産物漁りを終えてひと段落。気が付くと日曜日だ。
日曜日は件の貧民街エリアで泥棒市が展開されている。
本当にいろいろなものが売られており、世界各地から送られた
支援物資や盗品等が中に混ざっているため探すと掘り出し物が
あるらしい。
ジャンパーなどが積まれている場所を掘り起こすと
パタゴニアやノースフェイスと言ったブランド物が出てきて
価値を知らないおばちゃんが200円位で売っている。
これにはニセモノも混ざってるけど。。
もっともアツイのは靴らしく、ビンテージ?で、日本で買ったら
数万円という品物が500円程度で売られているらしく、靴に
詳しい旅人は20足近く買い込んで日本に送っていた。
くそう、知識があれば。。。。
広大な売り場は洋服や靴だけではなく工具や日用雑貨エリアも
あると思っていたら最後には中古車エリアまで出現した。
盗難車なのだろうか?高地らしく4WD車が多いが盗難車の
代名詞、ハイエースも並んでいる。
更にはバラされた車のパーツが錆だらけの状態で売られており
もはやゴミにしか見えない。
最後に中古携帯エリアを見て回るとiPhoneが出てるじゃないか!
起動を確認し中を見るといろいろなアプリが既に入っている。
過去の写真を見るとヨーロピアンだろうか?南米の様々な場所で
の記念写真が残っており、最後の写真はチチカカ湖のものだった。
あぁ、きっとここで盗まれたんだろうな。。などと思いながら
値段を聞くと450ドルとのことで普通に高い。買えぬ。
いろいろ見て回っていたらいい時間に。実は日曜日はこのエリアで
もう一つ有名な催し物がある。旅人に「オバプロ」と呼ばれるそれは
おばちゃんプロレスの略だったり。
メキシコなどで盛んなルチャリブレにインディヘナのおばちゃんが
本格参戦しているものだ。
いざ会場入りし、前座の普通のルチャを見ていよいよか。
大歓声の中おばちゃん登場である。大人気だ。
ボリビアの民族衣装を着て颯爽と登場したおばちゃん。
試合自体はおちゃらけて終わりかなと思っていたら本気と書いて
マジだった。グイグイとロープを使って走り回り、敵役の男レスラー
を痛めつけていく。おばちゃんが華麗にフランケンシュタイナーきめた
りすると場内は大盛り上がり。
敵役のレスラーにいろいろなものが観客席から投げられる。
ポップコーンやピーナッツはかわいい方でハンバーガーや
まだ水の入ったペットボトルなども飛んでいく。
凄い日はケーキまで飛んでいくらしい。自分も負けじとピーナッツを
買い込んで投げつける。めちゃくちゃ盛り上がる場内。
そこで、おばちゃんがペットボトルを拾い上げて相手にぶちまける。
残った水を観客席にふりまく。「OH!カメラが濡れちまった!!」
と叫ぶ観客の外人。リングサイドをうろつく野良犬は投げられた
ハンバーガーをむさぼっている。もうカオスだ。
そんな中、専属のおばちゃんレスラー達の試合は何試合も続いていく。
おばちゃん同士の試合もあり、悪役側のおばちゃんはホールドした
あと相手のスカートまくったり、おばちゃんのおさげをハサミで切った
りとダーティーなプレイを展開する。最後にはパイプ椅子や空の一斗缶
を持ち出しての凶器攻撃に入り、流血騒ぎの本格プレイに。
結局はお約束で悪役レスラーがホールドされて試合終了。
めちゃくちゃ楽しかった。ラパスでは必見のイベントだと思う。
その後は夜景で有名なポイント、ミラドールキリキリへ。
すり鉢状のラパスの中央付近にある高台で、360°街がせりあがっていく
夜景を見ることができる。南米特有のオレンジがかった街灯がどこまでも
続いていて町全体が暖かいオレンジ色に染まっている。非常に綺麗だった。
翌日は噂のデスロードへ。ここはかつてラパスと低地の地区を結ぶメイン
ロードの一つだったらしいが、崖っぷちに延々と作られた細い道は数々の
事故を生み出し、デスロードという汚名を頂戴している。しかしそんな汚名
もお構いなく、今ではそこをマウンテンバイクでダウンヒルするという
観光地化に成功しているあたりに南米の逞しさを感じる。
朝早く自転車を積みこんでラパスを出発し、スタート地点まで行く。
ここは標高4700m、そこから一気に標高2000m以下の村まで下るという
標高差3000m近いダウンヒルだ。
デスロードの名の如く昨年には日本人旅行者の滑落死亡事故も
起きているらしい。噂に聞く原因ではブレーキが故障したとも聞く。
このツアーに参加の際はボリビアのクオリティは信用せず自分の
目でしっかりとギアのチェックをする。そしてスタート!!
スタート地点からしばらくはきれいに舗装された道路で恐ろしくスピード
が出る。周囲は霧がかった高地の朝でもの凄く景色がいい。
しばらくするとお約束の未舗装路に突入し、道幅も狭くなり崖っぷち
を下り始める。
久々のチャリンコと初めてのダウンヒルにビビりまくりだったが何とか
体重の動かし方がわかってくると調子に乗って飛ばし始める。超楽しい。
ほとんど下りで、登りはなく平坦な部分が少しあったくらいだ。
途中、滝のそばを通って少し濡れたり、下った勢いのまま川に突っ込んで
川を渡ったりとなかなかに初心者には難所もあり。久々にアドレナリン
がドバッと出てめちゃくちゃ楽しかった。あっという間に3000m
を下り切りゴール。あ~、もう一回やりてー!!
楽しかったラパス。パンパンになった袋を抱えてお次は
ペルーのクスコへ!いよいよマチュピチュだ。
高地の中をバスで走り抜けて行く。晴れていると
南米特有な気のする綺麗な青さの空が広がり雲が近い。
ここラパスはすり鉢状の地形で、観光客の集中する部分で
標高3600m近く、飛行機でいきなり来たりすると高山病で
しばらく寝込んでしまう人がいるほどの高地。
普通の住宅地では丘の上に行くほど高級住宅街になったり
するが、ここラパスは違う、標高が下がれば下がるほど
高級住宅街となり、一番標高が高い4000mオーバーの地区
は貧民街となっている。貧乏だと空気がもらえないという
シビアさ。
旅行者エリアには土産物屋が点在し、THE南米カラーな
カラフルな品物をインディヘナのおばちゃん達がゆっくり
と売りさばいている。
高級アルパカセーター
ボリビアでの買い物は本当に楽しい、他にはない色彩で
作られた様々な商品たちが並んでいて見ているだけでも
飽きないのにそれが破格の安さで売られていたりするから
ついつい買い込んでしまう。
自分も久々に物欲を思い切り解放していろいろな物を買いこむ。
小物系のポーチなんかは1個50円程度だったりする。
風呂敷には商品から子供までなんでも入れて
持ち歩くボリビアスタイルのおばちゃん。
どこもメニューが同じ屋台街。
土産物漁りを終えてひと段落。気が付くと日曜日だ。
日曜日は件の貧民街エリアで泥棒市が展開されている。
本当にいろいろなものが売られており、世界各地から送られた
支援物資や盗品等が中に混ざっているため探すと掘り出し物が
あるらしい。
なにがあるかな?
標高4000mマーケット
ジャンパーなどが積まれている場所を掘り起こすと
パタゴニアやノースフェイスと言ったブランド物が出てきて
価値を知らないおばちゃんが200円位で売っている。
これにはニセモノも混ざってるけど。。
掘り起こしたコロンビアとパタゴニア
もっともアツイのは靴らしく、ビンテージ?で、日本で買ったら
数万円という品物が500円程度で売られているらしく、靴に
詳しい旅人は20足近く買い込んで日本に送っていた。
くそう、知識があれば。。。。
広大な売り場は洋服や靴だけではなく工具や日用雑貨エリアも
あると思っていたら最後には中古車エリアまで出現した。
盗難車なのだろうか?高地らしく4WD車が多いが盗難車の
代名詞、ハイエースも並んでいる。
日本からはるばる。
更にはバラされた車のパーツが錆だらけの状態で売られており
もはやゴミにしか見えない。
おそらく売り物
擦り切れたタイヤも販売中。
最後に中古携帯エリアを見て回るとiPhoneが出てるじゃないか!
起動を確認し中を見るといろいろなアプリが既に入っている。
過去の写真を見るとヨーロピアンだろうか?南米の様々な場所で
の記念写真が残っており、最後の写真はチチカカ湖のものだった。
あぁ、きっとここで盗まれたんだろうな。。などと思いながら
値段を聞くと450ドルとのことで普通に高い。買えぬ。
いろいろ見て回っていたらいい時間に。実は日曜日はこのエリアで
もう一つ有名な催し物がある。旅人に「オバプロ」と呼ばれるそれは
おばちゃんプロレスの略だったり。
メキシコなどで盛んなルチャリブレにインディヘナのおばちゃんが
本格参戦しているものだ。
いざ会場入りし、前座の普通のルチャを見ていよいよか。
大歓声の中おばちゃん登場である。大人気だ。
ボリビアの民族衣装を着て颯爽と登場したおばちゃん。
試合自体はおちゃらけて終わりかなと思っていたら本気と書いて
マジだった。グイグイとロープを使って走り回り、敵役の男レスラー
を痛めつけていく。おばちゃんが華麗にフランケンシュタイナーきめた
りすると場内は大盛り上がり。
パワーボムされるインディヘナ
場外フライングプレスで決めるおばちゃん
敵役のレスラーにいろいろなものが観客席から投げられる。
ポップコーンやピーナッツはかわいい方でハンバーガーや
まだ水の入ったペットボトルなども飛んでいく。
凄い日はケーキまで飛んでいくらしい。自分も負けじとピーナッツを
買い込んで投げつける。めちゃくちゃ盛り上がる場内。
そこで、おばちゃんがペットボトルを拾い上げて相手にぶちまける。
残った水を観客席にふりまく。「OH!カメラが濡れちまった!!」
と叫ぶ観客の外人。リングサイドをうろつく野良犬は投げられた
ハンバーガーをむさぼっている。もうカオスだ。
そんな中、専属のおばちゃんレスラー達の試合は何試合も続いていく。
おばちゃん同士の試合もあり、悪役側のおばちゃんはホールドした
あと相手のスカートまくったり、おばちゃんのおさげをハサミで切った
りとダーティーなプレイを展開する。最後にはパイプ椅子や空の一斗缶
を持ち出しての凶器攻撃に入り、流血騒ぎの本格プレイに。
いかにもなおばさん。
凶器攻撃に走る
結局はお約束で悪役レスラーがホールドされて試合終了。
めちゃくちゃ楽しかった。ラパスでは必見のイベントだと思う。
その後は夜景で有名なポイント、ミラドールキリキリへ。
すり鉢状のラパスの中央付近にある高台で、360°街がせりあがっていく
夜景を見ることができる。南米特有のオレンジがかった街灯がどこまでも
続いていて町全体が暖かいオレンジ色に染まっている。非常に綺麗だった。
翌日は噂のデスロードへ。ここはかつてラパスと低地の地区を結ぶメイン
ロードの一つだったらしいが、崖っぷちに延々と作られた細い道は数々の
事故を生み出し、デスロードという汚名を頂戴している。しかしそんな汚名
もお構いなく、今ではそこをマウンテンバイクでダウンヒルするという
観光地化に成功しているあたりに南米の逞しさを感じる。
朝早く自転車を積みこんでラパスを出発し、スタート地点まで行く。
ここは標高4700m、そこから一気に標高2000m以下の村まで下るという
標高差3000m近いダウンヒルだ。
デスロードの名の如く昨年には日本人旅行者の滑落死亡事故も
起きているらしい。噂に聞く原因ではブレーキが故障したとも聞く。
このツアーに参加の際はボリビアのクオリティは信用せず自分の
目でしっかりとギアのチェックをする。そしてスタート!!
スタート地点からしばらくはきれいに舗装された道路で恐ろしくスピード
が出る。周囲は霧がかった高地の朝でもの凄く景色がいい。
しばらくするとお約束の未舗装路に突入し、道幅も狭くなり崖っぷち
を下り始める。
ここから始まるデスロードツアー
景色良くてめちゃくちゃ爽快
久々のチャリンコと初めてのダウンヒルにビビりまくりだったが何とか
体重の動かし方がわかってくると調子に乗って飛ばし始める。超楽しい。
ほとんど下りで、登りはなく平坦な部分が少しあったくらいだ。
途中、滝のそばを通って少し濡れたり、下った勢いのまま川に突っ込んで
川を渡ったりとなかなかに初心者には難所もあり。久々にアドレナリン
がドバッと出てめちゃくちゃ楽しかった。あっという間に3000m
を下り切りゴール。あ~、もう一回やりてー!!
楽しかったラパス。パンパンになった袋を抱えてお次は
ペルーのクスコへ!いよいよマチュピチュだ。
いつも楽しく読まさせていただいております。
返信削除って更新希望!!!