もうベネズエラに思い残すことはない。
今もベネズエラも国境の町、サンタエレナ・デ・ウアイレン
でゆっくりしている。本当にほっとした。
というのもベネズエラのバスの検問、かなり評判が悪い。
バスに乗っているとちょくちょく検問があるのだが。
闇両替用に持っているドルを
「こいつはニセモノだぁぁ」
と言って奪われたとか
「なんかよこせぇぇ」
と言われて拒んだら別室でパンツまで脱がされて
身体検査されたとか
ベネズエラの軍と警察の腐った評判は後を絶たない。
強盗にあったあと、警察に駆け込んだら更に
物を盗られるなんてリアルに起こりそうだ。
しかし、ここまでそんなことなくバスの検問を
無事スルーしてこれ、目の前はもうブラジル国境。
ほっとするのも当然。
さっそく、世界でも有数のブラジルビザの発行が
簡単と言われるこの町でビザを手に入れるべく
ブラジル領事館にむかう。
事前の調査では2時間程度で終わるらしい。
ブラジル領事館に到着し。
「オラ!ジョ ハポネス。ビザ ポルファボール!」
なんてスペイン語で元気よくつげる。
すると相手のオババは
「ノー テンゴ。ノー アイ」
とか言ってる。さてどんな意味だったか。。。
。。。
ノー テンゴ =持ってない
ノー アイ =無い
ははぁ、またまたぁ。
いつならあるの?と冷静に聞いてみる
「コトシカラココジャビザツクラナイ、
カラカスイッテツクリナ」
とオババは冷たい表情のまま奥に消えてしまった。
茫然自失の状態で
宿に戻ってしばらくすると、一人の日本人が、
「ビザ取れました?」 と、
どうやら取れなかったそうだ。
これでビザ仲間が2人に。
よくよく聞くと、どうやら
俺がビザ取れなかった日本人第一号らしい。
そして彼が2号だ。
とりあえずロライマ山のツアースタッフと一緒に
もう一回領事館に突撃して詳細を訳してもらった。
すると
『今年から新しいビザ発行マシーンが導入された。
しかし、使い方がわからないから発行しない。』
腐ってやがる。。。
その後は去年のマシーンで去年の日付で
ユー、ビザ作っちゃいなよ~
と賄賂をちらつかせて交渉するも失敗。
結局カラカス行きが決定した。シニタイ
もはや要塞と化した貧民街。
MAX治安悪い。
大使館の集中するアルタミラ地区は治安大丈夫。
アルタミラ自治区と呼んでました。
無事2日かけて到着し、カラカスの大使館に突撃。
ビザ発行はOKとのことだが発行に1週間かかると。
ムリムリ。ならコロンビア行く!とダダをこねるが失敗。
しかしビザの発行にブラジルでのホテルの予約証明書が
必要と言われたので、ワザと4日後のホテルの予約をとり
提出する。そのときに
「明日ビザ貰えないとこのホテル間に合わないなぁ」
と告げると、職員も困って。
「じゃぁ明日の3時までにつくっとくから」と、
おっしゃぁぁ!勝ったぁぁ!!
てか出来るなぁ初めからやってくれい。
無事翌日ビザをゲットして、また緊張しながら
長距離バスに乗り国境の町まで戻りベネズエラ国境へ。
何度となく長距離バスに乗ったが腐食警官には出会う
ことなく全区間を無事通過できた。
ここまで来る途中にもいろんな旅行者にあったが
被害はなかったようだ。もしかしたら今年から
ベネズエラの腐食警官も改心したのかもしれない。
ビザ貰えた~!!
でも入国拒否されそうw
ビザがもらえて安心のランチ。
フランス人の経営するケーキ屋のキッシュ。ウマー
お次はブラジルへ!!