2011年11月20日日曜日

不思議な国キューバ

初の社会主義国キューバにやってきました。

かつてスペインの侵略を受けたキューバは
強制労働や虐待、伝染病などにより、原住民は絶滅。
今現在のキューバ人はスペイン人と、アフリカから
奴隷として運ばれたアフリカ人の混血種になります。
ということで、黒人が多い。そしてノリがラテン
という独特な国民性に。

そして、スペインの侵略から独立すべくキューバは
一時、独立宣言を行い、アメリカの一部となるべく
頑張ったらしいが、おかげでアメリカの支配下に。
それに、異を唱えて革命を行ったのが、
かの有名なカストロとチェ・ゲバラたち。
おかげで、現在は社会主義国として平和?な国に。
しかし、社会主義のためアメリカから経済制裁をうけ
極端な物資不足となっております。

と、難しそうな話はこの辺で。

キューバめっちゃいい国。楽しい国。
キューバの観光資源はその国民性といった感じでした。

まずはハバナに到着してそのままバスでサンティアゴへ。
バスは中国製。途中からバスについているトイレの臭いが
社内に充満し、気持ち悪くなる。
臭いを我慢すること16時間。
ようやくサンティアゴに到着。

不安なバスチケット。これでも5000円。

腹が減ったので腹ごしらえ。
ピザは人民ペソで5モネダ(18円位)と激安。
そして値段に見合った味。

それなりのピザ。ほぼパン


サンティアゴの町並み

路上の暇人たち。キューバではドミノが流行ってます。

怪しい家に呼びこまれて、怪しいラムを売りつけられた

まぁまぁな味の怪しいラム。製造番号は全部一緒w

夜は広場でみんなでサルサ踊ってました。
15歳の娘の成人パーティーかと思われる。

お次はキューバ最東端の町バラコアへ。
今回は臭くないバスに揺られること5時間。
バラコアに到着しました。
なんと、運よくバラコアではお祭りが!!
いったいいつから使っているんだか。。。
或る意味全てが絶叫マシーンに見える。。
しかも、一回乗車2モネダ(7円位)。
事故っても「ゴメン」で終わりそう。

恐怖の移動遊園地。

めりーごーらうんど。。

屋台。

売れ行きは絶好調みたいです。

乗っちゃいました。
物凄い回転数と、頼りなさがコエ~!

TAXI

タクシーのガソリンスタンド。

現役、1941年製!

夜は、パレードがあって。
リオのカーニバルさながらの格好で
女の子が踊っていた。
しかしその山車はトラクターに引かれていた。。。
治安を警戒してカメラを持っていかなかったのが悔やまれる。

バラコアからトリニダーまで移動。
トリニダーはものすごく古いスペイン様式の市街で
もはや、現代の遺跡に近いような感覚。
町自体も世界遺産に指定されています。
遺跡に住んでるキューバ人すげぇ。

これぞ旧市街といった風格。


路上の暇人② with 鳥

しかし、あまりにもツーリスティックな街で。
声かけられても、
「葉巻ー、葉巻ー」(日本語)
とか、怪しすぎる呼び込みばかり。
ちょっとげんなり。

ということでお次は予定していた有名な都市、
サンタクララをやめて、少しマイナーな街に
行こうということになりました。
そこで選んだのがシエンフエゴスという町。
この町が大当たり!
居心地がよく、夕陽がきれいだし、
ツーリストも少なく、キューバ人に絡んだり
絡まれたりと楽しく過ごせます。
町並みもきれいで、実はキューバ人がキューバで
一番きれいな街というのがここシエンフエゴスらしい。
夕陽を見ながら釣りをして、ラム飲んで、葉巻を燻らせていると
いつの間にか暗くなっている。ちょっとリッチな時間が
キューバでは味わえる。

とにかく夕日がきれいで落ち着ける街

キューバの漁師と夕陽。

路上の考える暇人。

かわいいドレスを縫ういかついキューバ人。

いろいろ街中を見て回るといろんな人がいて楽しい。
純粋に好奇心で声をかけてくれる人が多いし。

しかし、腹を壊してダウン。アイス食い過ぎたか?
ちょうど気に入った町だったのでしばらく滞在。
調子も何となくよくなったので最後の町ハバナへ。

ハバナで道を聞いた日本人旅行者のおばちゃんには
ニセ情報をつかまされタクシーでしか街中は移動できない
と言われたが、キューバ人に聞いたらあのバスに乗れと。。
バスの一回乗車は3円程。タクシーは700円位と違いすぎる!
なんとか宿も決まって観光。
楽しみだったパルタガスの工場は改装中で見学できず。
革命広場や、要塞、ヘミングウェイゆかりの地などを
見て回る。事前にチェゲバラの映画などを見て予習して
おいたのでちょっと浸ってしまう。
しかし、革命成功は本当に良かったのだろうか?
とか意味ないこと考えちゃう。

革命広場

ヘミングウェイゆかりの店ラ・ボデギータ

謎の人民バー

外国人はめったに来ないみたいでめっちゃ絡まれるw

パルタガス本店。高級葉巻がずらり。 

安かったので髪切った。200円位。
スペイン語なので「お任せで」すら言えずw

不安がいっぱいだった床屋入り口。

今まで以上に現地人との絡みが多かったキューバ。楽しかった。
2週間のキューバ旅行も終わり次はメキシコシティへ

2011年11月4日金曜日

メキシコ~ユカタン半島~

ついに中米上陸!!

ヨーロッパで約2か月、安全な雰囲気に
どっぷりつかってしまったのでここからは気を引き締めて(キリッ

まずはメキシコはユカタン半島、カンクンに上陸。
空港から出るとものすごい勢いのタクシーの勧誘が。。。
いいねぇ。この喧騒がいいです。
「どこに行くんだ?」
「すぐそこのバス停までだ」
「だからどこに行くんだ?」
「だからバス停だって」
みたいなアホな会話をしながらタクシーをかわし
バスに乗車。カンクンセントロにつき、チェックイン。
ここカンクンは、世界的に有名なリッチなリゾート。
もんのすごい美しいビーチが有名です。
そんな素晴らしい場所で泊まるのはこのお宿。
この旅初の日本人経営の安宿です。

ぺんしょんみたいです。

高級洗面台はデリケート。

現地人に人気のタコス屋

お腹いっぱいになったらビーチへ
お美しいビーチまでバスで30分もかかっちゃいます。
とりあえず、まずはビーチに行ってみることに。

きゃーっ

めちゃ美しい。泳ぐと波が強いし透明度低いし
魚いないしでろくなもんじゃありませんが。
ここはただただ眺めるだけのビーチみたい。
しか~し、周囲は高級ホテルだけでビーチには
露店も何もなく、ホテルに泊まれない貧乏人は
お腹すいて、のど乾いてひもじい状態で帰宅することに。
帰りのバスでここのホテルに泊まらねばカンクンは語れぬと
堅い決意を持って確信した。
戻ってホテルさがし。一緒の宿の人と1室9000円の部屋を
発見。格安です。2人で割り勘で翌日泊まることに。
翌朝はそわそわしながら起床。
少しでも長くいるためチェックインよりだいぶ前にホテルに
向かう。そして着くなり荷物を預けてカクテルを注文。
ビーチでまったりと堪能です。

まったり、極上の時間

そう、カンクンではオールインクルーシブと呼ばれる
サービスが有名で、これはホテル内の飲食は宿泊期間中全部タダ
という豪快なサービス。
ランチも腹いっぱい食べて、ゆっくりと日が落ちるまで
海を眺めながらカクテルを飲みまくります。
ごきげん

プールもついちゃって豪華なホテル

「俺、ここで終わってもいい。。。」
と思うくらいの楽園がここにはありました。
まさにカンクンは天国。

昼間っからノンストップで食べすぎ飲み過ぎにより
夜の10時前には寝てしまったのは不覚。

翌日はチェックアウト時間ぎりぎりまで天国を堪能。
名残惜しいながらもコスメル島へ移動。

コスメル島での目的は久々にダイビング!!
コスメル島は世界最高峰の透明度を誇る島として有名で、
運が良ければ50mの視界にも出会えるらしい!!ありえん。
今回は残念ながら少し前に台風が来たとかで50mは堪能
出来なさそうだが30mは堅いとのこと。
調子悪くて30mって意味不明。

一日島内を原チャリで観光した後は近くのバーで
割高目のビールを一杯だけ頼んでだらける。
まさに廃人まっしぐら、

海沿いのおしゃれ的バーで一杯

健康的な廃人

翌日はついにダイブ。
船に機材を乗せたところでスタッフが一人分の
機材を忘れたことに気付く。アリエナイ。。不安がよぎる。
1時間以上待たされてようやく出発。
お昼ごろに1ダイブ目って。。。これがメキシコクォリティ。
しかし潜ってみるとスゴイ。楽に30mはオーバーしている様な
視界がスカーン!!と抜けている。
きれいな海の性で魚は少ないが固有種が多いことでも聞く
コスメルは見慣れない魚が多い。
そんな中頭上を1匹の大き目なエイが通過。
なんとマダラトビエイだったそうだ。知らんかった。
今シーズン初お目見えで12月ごろがシーズンとのことで
かなりラッキー。その後もナースシャークやウミガメなど
濃い内容で充実の2ダイブが終了。コスメルいいねぇ。

青ーい。

ウミガメー。ホワイトバランス難しい。

宿に戻ると今日はランゴスタ(ロブスター)パーティーとのことで
地元で取れたてのロブスターとコンク貝を刺身や白ワイン蒸し、
ニンニクバター炒めで頂く。

小ぶり目だけど伊勢海老です。

白ワイン蒸し。

あひゃん。久々のお醤油やポン酢で頂くともうたまらんです。

翌日は宿でモリとシュノーケルセットを借りて狩りへ。
前日のダイビングで貝類がいないことは確認済みなので
マイナスドライバーは持たない。
魚は少ないが岩沿いにはそこそこついているので狙っていくが
ことごとく外れるなか。一緒に行ったダイブマスターはゴスゴス
突いていく。ダイブマスターはタンクが無くても凄いらしい。
俺も何とか小魚を一匹だけゲットし坊主は免れた。
採ってる間ヨーロピアンが口出ししてきた。
「その魚はまだ小さいじゃないの。かわいそうだから
取るならもっと大きな魚にしてあげなよ。」
と変な言いがかりをつけてくる
「これはこの大きさで成魚だ。おいしいんだぞ
知らんのか?」
と返してあげると、不満たらたらな顔で帰っていく。
知らないのに他国の文化に文句つけるのはやめてほしいもんだ。

今回取れたのはミナミハタンポx2、ヘラヤガラx1、カワハギx1と
なかなかということで。

ヘラヤガラ(上)、ミナミハタンポ(左)、カワハギ(右)

まずはユーチューブを見ながらカワハギを捌く。
ビーッと皮をはぐ瞬間がたまりません。
透き通しという捌き方の意味が分からず苦戦した。
肝もとって、ウォッカで軽く洗ったら臭いもとれて
ウマー。やはりカワハギと言ったら肝です。

お次はミナミハタンポ。
あまりにも小さく大苦戦。ネットにも白身が刺身で
おいしいが、小さな魚なので面倒くさいから誰もしない
みたいなことが書いてある。だよねぇ。
しかし前文通りモチモチとした感触でおいしい刺身だった。

最後はめちゃきもいヘラヤガラ。
通常食べるのは赤ヤガラだそうで、ヘラヤガラの場合は
小骨が多く食には適さないが、身はウマいと書いてある。
とくにヤガラは見た目の悪さと味のギャップがNo1の魚だそうだ。
慣れてきた感じで捌いていくとすっと捌けるが、
確かに身の中に多量の小骨が、ハモみたいに小骨を細かく切る
感じで切れ込みを多く入れてみたがあまり効果はなかった。
しかし、その身はモチっとしながらうま味が多く確かに美味。
ヤガラの骨や頭で出汁もとってスープも作り美味でした。

コスメルを堪能した後はコスメルから船で渡った先の町
プラヤデルカルメンへ。ここはかのセノーテで有名な街。
セノーテとは洞窟に湧き水がたまってできた泉で
その透明度は100mを超えるとも言われている神秘スポット。
セノーテ自体はその泉を表す単語らしく。セノーテと言っても
いくつも存在し、それぞれが全く違う雰囲気を持ってるそうな。
ということで、3日間で6ダイブの格安ダイブショップを見つけて
セノーテ三昧と行きました。取れた写真がこれ!!




水の中です。



浮いてるみたい

洞窟の先にいきなり不吉な看板。昔は生贄も捧げてたらしい

根っこも本気で水分吸収。

セノーテウエディングしてました。

水中から撮影



海水と真水の層ハロクラインがモヤとして見えたり。

もう光のカーテンがやばーい。透明度がやばーい。
透明度が高いところでは濁りが一切ないので、水の中にいることが
信じられなくなって空を飛んでいるかのような感覚にさえなる。
木、金、土の3日間で頼んだのだが土曜日にガイドが風邪で休み
だから潜れないと言われ、さらに日曜日がショップお休みだから
次のダイブは月曜日と言われる。ふざけるな
猛抗議の結果月曜日のセノーテエントリー代200ペソを
ショップ持ちにすることに成功。
急に暇になったのでマヤの遺跡へ。
コバ遺跡という少しマニアックな場所へ。

地平線というか、森平線というかステキすぎる。
これを見て、ついに中南米に来たと実感できた。

輪っかにボールを通す試合をした後
チーム代表者は勝っても負けても生贄になるそうな。

このピラミッドの頂上から生贄の首をゴロンゴロンと

ピラミッドの上。ドカーン!!

ジャングル地平線がステキ。

急なので下りは慎重です。

お待ちかねの月曜日ダイブもセノーテ。
1本目ははディープダイブで水中から硫黄成分
が噴出しておりそれが雲状に層になっている。
合図もなしにガイドが雲の中に入ってしまい
慌てて追うがロスト、迷子に。
雲から出るとガイドが待っていた。
「お前とは潜りたくないな」
とかガイドに言われたが、自分のせいだという
ことには全く気付いてない様子。
ドイツ人ガイドもすっかりメキシコ人化している。

推進30m地点。雲のような層が

雲の中にみんな消えていく。

予定以上に伸びてしまったユカタン半島。
お次は初、社会主義国キューバへ!!